小さく一歩、小さく一歩、そのお手伝いをする側へ。

これは、今まで出会ってくださった方々への、そしてこれから出会う方々への、本音のラブレターです。


今でも、インストラクターと名乗ることは、気恥ずかしく思っています。この仕事に就いたばかりのころには、コミュニケーションが下手で、上司にもお客様にも、わかってもらえなくて、孤独で、この仕事を得意だと思ったことがありません。


いつも、誰かが、そんなわたしを Heroine にしてくれました。場を与えられ、名を与えられ、いつも逃げ出したい気持ちを抑えながら応えてきました。人との会話が変わり始めたタイミングは何度もあります。その1度1度が、人生の宝物です。人生は宝物に満ちています。思いがけずPRビデオに出していただいたことも、ヨーロッパにまで連れて行ってくれた出会いも、そこから広がった人生の宝も、迷惑メールくらいの小さな小さなほんとに小さな一歩(この話はいつかまた)でした。そんな宝物をまだ知らなかったころを、この機会に振り返ってみます。


15年ほど前のことです。MSさんからのお仕事で、チームのメンバーは冗談を言い合って仲良く戯れていて、それでもわたしはいつものように、ポツンと一人で、仕事だけをしていました。その時、「ちょっと外の空気を吸いませんか?」と声をかけてくださった年下の女性が、わたしにとって、光り輝いて、守護神のように見えました。「わたしなんかに、声をかけてくれた!」と、世界がぱぁ~っと明るくなった気持ちでした。それだけでよかったのです。その後もずっと、彼女、彼らとの仕事は、未熟なわたしを育て続けてくれるライフワークになりました。


講座をしても、受講生の方々とお昼を一緒に食べられるようになったのは、何年も後のことです。ひとりの食事が好きでした。授業を終ええてみんなでカラオケへ行ったのは1回だけ。誘っていただいて大笑いして、それはわたしにとっては夢のような出来事でした。


さて、仕事。今では多くの方から、井殿さんだからできる、井殿さんだから声がかかる、そう言っていただけるようになりました。そんな時、最初の一歩をよく、思い出すのです。転職を繰り返しながら、10年近くサラリーマンとして仕方な~~~くインストラクターを続けていた昔昔その昔、あるおひとりのお客様が「こんなによくしてもらったCS(カスタマーサービス)は他にはいない」と言ってくださったのです。


確率で言えば、10年目にして初めて聞いた言葉ですから、ほ~んっとたいしたことないんですが。。。。(笑)


今思えばそのタイミングは「お金をもらってるのに、お客様のほうがなんでもよく知っていて、こんなんで前に立ってていいのかな私」と思い、現役10年も経つ頃に初めてインストラクターの勉強を始めたタイミングでした。


!そう! 勉強してみる、という小さな一歩の境界線を越えた時にわたしは変わったのです。変わり始めたんです。


運動会のスタートラインはトラックに直角な一本だけ、競争相手がいて、順位がありますが、自分の毎日をどう変えるかは、地面が真っ白なくらい、360°スタートラインだらけ。宝物に満ちています。

勉強してみよう、課題を提出してみよう、そこから、イヤイヤなんちゃってインストラクターから、プロへ。変えていただいたのです。何も得意なこともなく、誰にもわかってもらえず、いつも隅へ、後ろへ、隠れていればいろんなことがわたしを素通りしてくれると思っていたわたしが、勉強を始めて、課題を提出して、失敗したり、受験をして、不合格や合格を経験して、変わったのです。


変わりつつあったことも、お客様が教えてくださったのです。


ひとりで先生にはなれないんですよね。自分が立つ場所があって、そこへ押し出してくれる人がいて、伝える相手がいる、こんなしあわせを広げて、お手伝いしたいと思っています。

だから、インストラクターのみなさんの勉強の場を、お返ししようと、今は思っています。そして、みなさんがHero&Heroineになることで、その受講者の方々へとしあわせの同心円がひろがりますように。祈

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