たとえば、茶道の裏千家と表千家では、袱紗というハンカチのような道具をさばく際に、音を立ててはいけない、音を立てなくてはいけない、の差があったりします。
先生はその流儀でお点前をなさいますし、そうしましょうと指導します。
ですが、裏千家のお師匠さんと表千家のお師匠さんが、その是非を争うなんて聞いたことがありません。
道って、そういうものなのかなと思うわけです。
茶の心に詳しいわけではありませんが、三畳一間でもてなす究極の心は、争いとは無縁なのではないでしょうか。インストラクションもそうであってほしいなと、ずいぶん昔から思っています。

Comments