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二択からの卒業

前回 に続いて二択からの卒業のお話し。


よく営業やコンテンツの手柄話に「開拓したのはオレだ」という会話を聞きます。昭和の人だけでなく平成の人も口にしています。営業に尽力する、は能動態で正解かもしれませんが「ご縁」は能動で作るものでもなく、受動で受け取るだけのものでもなく「生まれた」という中動態が似合うと感じるのはわたしだけですかね?


2021/12/19に書いた「この道もまた。」 で触れた東畑開人さんの本の続編「居るのはつらいよ」という本のP222から「中動態」という言葉が取り上げられています。能動態でもなく受動態でもない中間があると 哲学者の国分功一郎さんが「中動態の世界」で述べておられるという話題です。


「生まれる」「死ぬ」「座っている」「耐え忍ぶ」「心が動揺する」「気にかける」などが中動態なのだそうです。自分で決めて行う能動態ではなく、他社への受け身、受動態でもない。「ただある」ことだそうです。


太古の文法には、この中間が在ったそうです。


二択で教わってきたことの中には他にも、中間や二択の外や内、宇宙のような概念があるのではないでしょうか。


 


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